【第15回】お金の基本!よく聞くけどそもそも日経平均って何?

お金の知識

マネープランナーの伍代と申します。一緒におかねのべんきょうしませんか?
初めて当サイトにいらしてくださった方は、まず、サイトのトップページにある「はじめに」を読んでいただけると幸いです。
また、筆者の来歴や保有資格は「筆者プロフィール」をご覧ください。皆さんに何か買わせたり、セミナーに勧誘する怪しい者ではありませんのでご安心を。

お金や投資について調べていると、よく耳にする“日経平均”という言葉。でも、正直なところ、「何となく名前は聞いたことあるけど、具体的にはよくわからない…」という方もいるのではないでしょうか?

今日はそんな“日経平均”について、初心者にもわかりやすく、説明していきます!

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

日経平均が上がっただの下がっただの、一体どういうことなの…?

日経平均って何?

まず、日経平均の正式名称は「日経平均株価」。日本の株式市場の中で、とっても重要な指標の一つです。これを一言で言うと、「日本を代表する225社の株価を平均したもの」です。

どの企業が含まれているの?

日経平均に含まれるのは、日本の大企業225社。この225社は、東京証券取引所の「プライム市場」に上場している企業の中から選ばれています。

たとえば、

  • トヨタ自動車
  • ソニーグループ
  • ファーストリテイリング(ユニクロを運営する会社)
  • 任天堂

といった、名前を聞いたことがあるような有名企業が含まれています。これらの企業をまとめて「日経225」と呼ぶこともあります。

平均って言うけど、どうやって計算してるの?

「平均」と聞くと、普通は「合計を数で割る」と思いますよね。でも日経平均の計算は少し特殊で、株価を単純に足して割るわけではありません。

実は、「株価が高い企業の影響が大きくなる」ように計算されています。たとえば、1株あたりの価格が高い企業(例えばファーストリテイリング)は、日経平均に大きな影響を与えます。一方で、1株あたりの価格が低い企業の影響は小さくなります。

これを「株価平均型指数」と言います。他にも株価指数には「時価総額加重型」と呼ばれるものもありますが、日経平均は独自の方法を採用しているんですね。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

細かい内容は覚えなくてOK!とにかく、強い企業の影響が大きくなる特殊な計算をしているということですね。

日経平均が上がると何が起きる?

では、日経平均が上がったり下がったりすると、どんな意味があるのでしょうか?

日経平均が上がるとき

日経平均が上がるということは、日経225に含まれる企業の株価が全体的に上昇していることを意味します。これは、

  • 日本経済が好調である
  • 投資家の期待が高まっている

といった背景が考えられます。たとえば、新しい政策が発表されたり、円安が進んで輸出企業にとって追い風になったりすると、日経平均が上昇することがあります。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

「この企業良さそう!きっと株価が上がるぞ!」と思った投資家が、株を買えば買うほど、株価がどんどん上がっていきます。

日経平均が下がるとき

逆に日経平均が下がる場合は、

  • 日本経済が不調である
  • 投資家がリスクを避けたいと考えている

といった状況が多いです。たとえば、海外の株式市場が大きく下落したり、地政学的なリスクが高まったりすると、日経平均が下がることがあります。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

逆に、「この会社ヤバいかも…」となると、投資家が株を売り始めます。すると株価がどんどん下がるわけです。

日経平均はどうやって使われているの?

日経平均は、以下のような場面でよく使われます。

1. 日本経済の「体温計」

日経平均は、日本経済の全体的な調子を表す指標として使われます。「今日は日経平均が上がったから景気がいいのかな?」とか、「下がったからちょっと心配だな」という感じで、日本経済の「体温計」としての役割を果たしています。

2. 投資の参考に

株式投資をしている人にとって、日経平均は非常に重要な指標です。「自分の投資が市場全体と比べてどうなのか」を判断するために、日経平均と自分のポートフォリオを比較することもあります。

3. メディアやニュースでの指標

テレビや新聞で「今日の日経平均は…」というニュース、よく見ますよね?これは、日本国内だけでなく、海外の投資家にも日本市場の動向を伝えるために使われています。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

実は2024年には34年ぶりの史上最高値を更新しました。指標だけ見ると日本は「好景気」と言えます。…暮らしは良くならないけど。

日経平均に影響を与える要因

日経平均は、いろいろな要因によって上下します。その代表的なものをいくつか見てみましょう。

1. 為替相場

円高や円安といった為替相場の変動は、輸出企業に大きな影響を与えます。たとえば、円安になると日本の輸出品が海外で売れやすくなり、輸出企業の株価が上昇しやすくなります。

2. 海外市場

アメリカのダウ平均株価やNASDAQ、ヨーロッパ市場など、海外の株式市場の動きも日経平均に影響を与えます。特にアメリカ市場は日本市場と密接な関係があります。

3. 政策やニュース

日本政府の経済政策や、企業の決算発表、大規模なイベント(オリンピックや万博など)も日経平均に影響を与えることがあります。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

当然ですが、企業の決算(1年間の会社の結果発表)が良ければ、株価は上昇する傾向にあります。…下がることもあるので注意は必要。

初心者でも日経平均を活用できる?

「日経平均って大事なのはわかったけど、初心者の自分には関係ないかな?」と思うかもしれません。でも実は、日経平均を知っているだけで、普段のニュースがもっと面白くなったり、投資のヒントが得られたりするんです。

ニュースを読むときの視点が変わる

たとえば、「日経平均が3日連続で上昇」といったニュースを見たら、「最近の日本経済は調子がいいのかな?」と考えるきっかけになります。逆に下落している場合は、「何が原因で下がっているんだろう?」と調べてみると、経済や政治についての知識が広がります。

初心者向けの投資信託にも活用

投資信託の中には、日経平均に連動するタイプのものがあります。「とりあえず日本の株式市場全体に投資してみたい!」という場合に、日経平均に連動する投資信託を選ぶのも一つの方法です。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

要するに日本の会社がイケイケなのかダメダメなのかを数値にして表したものです。上がるのか下がるのかの相場を読むのは難しいですが、日経平均という言葉自体は簡単でしたね。

おわりに

いかがでしたか?日経平均は、初心者でも意外と身近に感じられる指標だったのではないでしょうか。

これからニュースで「日経平均」という言葉を見たら、ちょっと立ち止まって、「ああ、日本経済の今の調子を表しているんだな」と思い出してみてください。投資や経済についての理解が深まるきっかけになるかもしれません!

実際の株式投資については、もう少し皆さんと基礎を勉強してから記事を書こうと思いますので、お楽しみに!

この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!

 

タイトルとURLをコピーしました