マネープランナーの伍代と申します。一緒におかねのべんきょうしませんか?
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伍代さん、ドラマや漫画でよく見る借金取りって本当にいるんですか?いるんだとしたら怖くてお金借りたくありません!

結論から言うと、いるにはいるよ。でも、銀行などのきちんとした組織から借りれば、あんな怖い人たちに追い回されるようなことは基本的にはないよ。というか、そもそもお金借りたらちゃんと返せよ!
お金のトラブルや借金について、気になっている人も多いですよね。今回は、借りたお金を返せない場合にどんなことが起こるのか、そして”借金取り”や”債権回収会社”についてお話しします。真剣なテーマだけど、少しリラックスして読んでみてくださいね。
借りたお金を返せないとどうなる?
まず、大前提として、お金を借りたら返すのが当然です。でも、人生には思いがけないことが起こるもの。病気や失業、収入の激減などで返済が難しくなることもありますよね。
では、返せなくなった場合、どんなことが起きるのでしょうか?
1. 催促が来る
返済期限を過ぎると、まずは貸主(銀行やカード会社など)から「返済を忘れていませんか?」というお知らせが来ます。この段階では、優しいトーンの連絡が多いです。

シンプルに返済を忘れていた場合、すぐに返済しましょう。間に合わなくなっても知らんぞー!
2. 延滞金が発生
支払いが遅れると、延滞金(遅延損害金)が加算されます。これが意外と高額になることもあるので要注意!

お金を借りる契約の際に、延滞金の説明があり、契約書にも記載があるはずです。通常の金利とは比べ物にならない利率がかかるので、延滞金が発生する前に返しましょう。マジで。
3. 信用情報に傷がつく
支払いを長期間怠ると、信用情報機関に記録されます。いわゆる”ブラックリスト”に載るというやつです。この状態になると、クレジットカードの新規発行やローンが難しくなります。

一度信用に傷がつくと、借入などは申込段階ではじかれます。これが、回復するには5~10年かかると言われています。
4. 法的措置の可能性
返済が全く進まない場合、裁判所を通じて訴訟や給与差押えなどの法的措置に進むことがあります。こうなると、自分だけでは解決が難しくなります。

ここまで来てしまうと正直もう終わりです。こうなる前に返済するか、返済方法の変更などを申し出てください。
借金取りって本当にいるの?
映画やドラマで見るような怖い借金取りのイメージ、ありますよね。実際にはどうなのでしょう?
結論を言うと、暴力的な手段で取り立てを行うのは違法です。日本では貸金業法や債権回収に関する法律がしっかり整備されているので、強引な取り立ては禁止されています。もしそんな行為があれば、警察や行政に相談するのが良いでしょう。
ただし、現実には法律の範囲内で粘り強く返済を求める業者はいます。そのため、無視し続けるのは得策ではありません。誠実に対応し、解決策を見つけることが大切です。

俗にいう「闇金」というところでお金を借りると、怖いお兄さんたちとの繋がりがあり、債権(お金払ってくださいと言う権利)が怖い人に移るなんてこともなきにしもあらず。
債権回収会社(サービサー)って何?
借金の話でよく聞くのが”債権回収会社”。名前だけ聞くとちょっと怖そうですが、実際はどういう組織なのでしょう?
1. 債権回収会社の役割
債権回収会社は、貸主(お金を貸した人:銀行とか)から未回収の借金(債権)を引き継ぎ、その回収を専門に行う会社です。銀行やクレジットカード会社が直接回収できない場合に、債権回収会社に依頼することがあります。
2. 合法的な活動
債権回収会社も法律に従って運営されています。暴力的な取り立てや夜中に押しかけるような行為は一切禁止されています。連絡の多くは電話や郵便で行われます。
3. 交渉の余地あり
実は、債権回収会社と話し合うことで返済計画を調整できることがあります。一括返済が難しい場合、分割払いの提案や減額交渉が可能なケースもあります。
銀行は債権回収会社に債権を借金額より少し安く売り、債権回収会社は債権を行使して債務者(お金を借りた人)から借金分全額を回収するという仕組みで成り立っています。

例えば、銀行は100万円の借金の債権を70万円で債権回収会社に売り、債権回収会社は、債務者から100万円を回収します。これにより、銀行は100万円まるまる損をすることを逃れて70万円は確保でき、債権回収会社は差額の30万円を儲けるといった感じです。
返済が難しいときの対処法
もし、返済が難しいと感じたら、以下のステップを検討してみてください。
1. 貸主に相談する
最初の一歩は、正直に状況を説明すること。貸主側も全額回収が難しいことを理解している場合があります。支払い期限の延長や分割払いの提案をしてくれることも。
2. 債務整理を検討する
弁護士や司法書士に相談し、債務整理を検討するのも手です。任意整理や個人再生、自己破産などの方法で、借金を減らしたり支払いを免除されたりすることがあります。
3. 公的支援を活用する
日本には、多重債務者向けの相談窓口や支援制度があります。例えば、各地の消費生活センターや法テラスが無料相談を提供しています。
最後に
借金問題は一人で悩まず、早めに相談することが大切です。放置すると状況が悪化する一方ですが、適切に対処すれば解決の道は必ずあります。
「借りたお金を返せない」なんて考えると重く感じるかもしれませんが、冷静に現実を見つめて行動すれば、未来を変えることは可能です。一歩踏み出してみてくださいね!
ちなみに…友達と金銭のやり取りをするのは、本当にやめた方がいいです。
筆者の体験談ですが、「生活資金が厳しいからお金を貸してくれ」という(元)友人がいました。
正直、返ってくるとは思っていなかったのであげるつもりで他の友人3人と10万円ずつ渡しました。お察しの通り、その後、何に使ったのか、生活が整ったのかなどの連絡も一切なく、音信不通になりました。もはや10万円はどうでもいいですが、友人に裏切られたということの方がダメージが大きかったです。
友人間のお金の貸し借りは、関係の瓦解に繋がります。月並みな言葉になりますが、お金は稼げば取り戻せますが、友情や信頼は取り戻せません。お金を借りるのは、しかるべき機関に依頼しましょう!
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!