マネープランナーの伍代と申します。一緒におかねのべんきょうしませんか?
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お金や金融の話題は、私たちの日常生活に欠かせないものです。しかし、専門用語や概念が多く、「難しそう」「よく分からない」と感じてしまうことも多いのではないでしょうか。そこで今回は、金融初心者でも理解しやすい、知っておくと役立つ超基本的なファイナンス用語を解説します。

「お金の話」というだけで難しく感じる人もいるかもしれませんが、苦手意識が邪魔をしているだけで実際は簡単ですよ。
1. 収入と支出
まずは、家計管理の基本となる「収入」と「支出」についておさらいしましょう。
- 収入: あなたが得るお金のこと。給与、ボーナス、副業収入、投資の利益などが該当します。
- 支出: あなたが使うお金のこと。家賃、光熱費、食費、娯楽費などが含まれます。
収入と支出のバランスを把握することで、家計の健康状態をチェックできます。支出が収入を上回る場合は、節約や収入アップを検討する必要があります。

金融機関に勤めていた頃に、多くの方とお話をしましたが、意外と自分の収入と支出をきちんと把握している人は少ないです。
2. 預金と利息
- 預金: 銀行や信用金庫などの金融機関にお金を預けること。
- 普通預金: いつでも引き出せる預金。利率は低め。
- 定期預金: 一定期間引き出さないことを条件に利率がちょっっっっとだけ高め。
- 利息: 金融機関にお金を預けることで受け取れる報酬。現在の日本では金利が低いため、利息収入は少額になりがちです。
ちなみに預金の種類については【第6回】預金ってどんな種類があるの?違いは?の記事で解説しています。
ポイント:利息の計算には「単利」と「複利」の2種類があります。特に「複利」は、利息が利息を生む仕組みで、長期的に大きなリターンを生む可能性があります。
「単利」と「複利」についても【第9回】利息って何?単利と複利の違いと特徴の記事で解説しています。
3. 複利の力
金融の世界で頻繁に登場する「複利」という概念。これを理解することが、お金を効率的に増やす第一歩です。
- 単利: 元本に対してのみ利息がつく仕組み。
- 複利: 元本と過去の利息に対して利息がつく仕組み。
例えば、100万円を年利5%で10年間運用した場合、
- 単利だと10年後に150万円になります。
- 複利だと162万円以上になります。
「雪だるま式に増える」という表現がピッタリの複利は、時間が経つほどその効果が大きくなります。

かのアインシュタインが「宇宙で最も大きな力は複利の力だ」と言ったとか言ってないとか。
4. リスクとリターン
投資や資産運用を考える上で欠かせない概念が「リスク」と「リターン」です。
- リスク: 投資による損失の可能性。価格変動や経済状況の変化が主な要因です。
- リターン: 投資による利益。高いリターンを期待できる投資は、一般的にリスクも高い傾向があります。
この2つはトレードオフの関係にあり、自分のリスク許容度を理解した上で投資先を選ぶことが重要です。

ハイリスクハイリターンで一攫千金を狙う人もいますが、それは投資ではなくギャンブルです。やめましょう。
5. ポートフォリオと分散投資
- ポートフォリオ: 複数の投資商品の組み合わせ。リスクとリターンをバランスよく管理するための手法です。
- 分散投資: 資産を複数の商品や地域、業種に分けて投資することで、リスクを軽減する方法。
例えば、株式だけでなく債券や不動産、さらには地域ごとに投資先を分散することで、1つの投資先が不調でも全体のリスクを抑えることができます。

一点集中してしまうと、その一つがダメになってしまったときに損害が大きいです。
6. インフレとデフレ
経済ニュースでよく耳にする「インフレ」と「デフレ」も重要な概念です。
- インフレ(インフレーション): 物価が継続的に上昇する現象。お金の価値が下がるため、現金を持っているだけでは資産価値が目減りします。
- デフレ(デフレーション): 物価が継続的に下落する現象。消費が停滞し、経済全体が悪化することが多いです。
インフレに対抗するためには、現金だけでなく、インフレに強い資産(例:株式、不動産、金など)に投資することが効果的です。

現在、日本は物価がどんどん上がっているインフレの状態です。物価は上がっているのに給与があまり上がっておらず、不快です。
7. 税金と控除
税金についての基本的な理解も、お金を上手に管理するために必要です。
- 所得税: 収入に対して課される税金。
- 住民税: 地方自治体に支払う税金。
- 控除: 所得から差し引くことができる金額。代表的なものには「医療費控除」や「扶養控除」などがあります。
税金に関する知識を持つことで、適切な控除や節税の方法を活用し、手元に残るお金を増やすことが可能です。

税金には様々な種類があります。税金についても、今後解説していきたいと思います。
8. クレジットとローン
- クレジット: 信用に基づいて一時的にお金を借りること。クレジットカードが代表例です。
- ローン: 大きな金額を借り入れるための仕組み。住宅ローンや自動車ローンが一般的です。
これらのサービスを利用する際は、利率や返済期間をしっかり把握し、無理のない範囲で計画的に活用することが大切です。
消費性ローンについては【第12回】初めての個人借り入れ!銀行でお金を借りるには?~消費性ローン編~の記事で解説しています。

借入は計画的に!!!
9. まとめ:知識は力
金融やお金の知識は、人生を豊かにするための大切なスキルです。今回紹介した基本的な用語を理解することで、家計管理や資産運用に役立てることができます。さらに興味がある方は、これらを基にもう少し詳しい情報を調べてみるのも良いでしょう。
前にも書きましたが、「知らない人」は「知っている人」の食い物にされます。
「お金の基礎知識」を学び、実生活で活用することで、あなたの未来はより安定し、豊かになるはずです!
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!