【第47回】初めての銀行借入!借入の種類と用途

お金の基本
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前回、金利の話があったけど、そもそも銀行での借入の種類ってどんなものがあるの?

 金融機関にお金を預けていても、借りたことは無いという人も多いかと思います。

「借金なんて怖い!」その通りですが、人生にはお金のかかるイベントが多々あります。

その時のために、しっかり貯金できていればそれに越したことはないですが、大きな買い物では足りないこともありますよね。

車を買う時、家を買う時、子供の入学資金、事業の立ち上げ…

今後、お金を借りる機会があるかもしれないので、今回は融資についてざっくりと学んでいきましょう!

マネープランナー伍代
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お金を借りないで済むならそれに越したことは無いですが、借入もうまく利用すればプラスに働きます。

 

融資の形態について

融資の形態にはいくつかあります。 少しマニアックなので、「ふーん」といった程度で読んでください。皆さんに関係があるのは、基本的に最後の証書貸付という方法です。

手形割引

こちらは【第45回】手形と小切手って実際に貰ったらどうすればいいの? で紹介しました。

手形を金融機関に買い取ってもらうことでしたね。手形の金額を前借りするわけだから、これも融資の一つです。 

手形貸付

こちらは、約束手形を振り出すことで融資を受ける方法です。

以前説明した通り、約束手形は一定期日までに定められた金額の支払いを約束する有価証券です。

債務者(借りる側)振出の手形を金融機関が交付し、お金を貸して、期日になったら払ってねって感じです。

当然利子が発生します。基本的に1年以内の返済に利用されます。

大抵の場合、借りて、期日が来たら返済して、またすぐにそのタイミングで借りて、返して、来年また借りて…と、毎回更改するパターンが多く、正直手続きが超絶めんどくさかったです。

当座貸越

あらかじめ設定した金額の範囲内で、自由にお金を借りたり、返したりできる枠を設定するという制度です。カードローンのキャッシング枠みたいな感じですね。

足りない時に借りて、お金が入ってきたらすぐ返せるので便利ですが、これを使うには審査が厳しく、取扱いは優良企業に限られます。

こちらも1年に1度更新手続きがありました。

証書貸付

融資条件(融資金額、返済方法、利率、返済期間等)を記載した金銭消費貸借契約証書(俗にいう金消(キンショウ))という書類で契約を結ぶ方法です。長期の借入で利用されることが多く、最も多い借り入れの方式です。 

マネープランナー伍代
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大抵の人はこの証書貸付しか使わないと思います。

借入の用途

お金を借りるのにはさまざまな理由があると思います。金融機関には、それぞれの用途にあったローンが用意されています。 

カーローン

車を買う際のローン。使えるのは自家用車を買う時だけ!仕事で使う車を買う時には、カーローンではなく事業性設備資金として原則、カーローンでは対応できません。

教育ローン

学費や学校関連のものを購入する際のローン。私立の学校の入学費なんかで利用する方が多いです。

「カーローンは最悪ミスしても問題ないが、教育ローンだけは絶対にミスをするな。ミスして支払期日を過ぎてしまって合格取消になってしまったら責任を負えるのか」と入社して間もない頃に当時の上司に言われた思い出があります。

住宅ローン

こちらは利用されている方も多いのではないでしょうか。また、これから家を買おうと思っている方は利用することになるかもしれません。

なんといっても一般的に数千万円の買い物。借入なしで購入するのはなかなか難しいでしょう。

金融機関側も融資金額のノルマがあるので、一発で数千万円のお金を貸し出せる住宅ローンには力を入れていることが多いです。

皆さんからすれば知ったこっちゃないと思いますが、金融機関同士が住宅ローンの取り合いをしているので、金利をガンガン下げてくれればそれに越したことはないでしょう。

このような仕事と関係のない個人的なローンには、保証会社がついており、金融機関の審査に加えて、保証会社の審査があります。金融機関は基本的にお金を貸したいので、保証会社からダメと言われたら、債務者(借りる人)からプラス情報を聞き出して保証会社と戦います。

住宅ローンの借換

最後に住宅ローンの借換についてお話ししましょう。

意外と知らない人が多いのがこの借換。今の銀行から別の銀行に住宅ローンを借り換えるということなのですが、借り換えることで総返済額が減ることもしばしば。

マネープランナー伍代
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返済の残り金額(返済残高)や期間が残りわずかだと借換えてもメリットが出ないことが多いため一度相談してみるのもあり。

利率は金融機関によって異なるので、お金を借りる時には、いろいろな金融機関を調べたうえで利用した方がいいです。

ただ、金利だけを見るのではなく、対応してくれた人の接客具合も見たほうがいいでしょう。住宅ローンなんて、基本的に人生で一度しか借りません。

そのため、住宅ローンに慣れている人なんていません。安いに越したことはないですが、担当者が親身でない場合、いろいろとわからないままに進んでしまうなんてことがあります。実際に、住宅ローンの借換えを提案したお客様の中で、借換に応じてくれる方は、「住宅ローンを組んだ時の担当者の対応が酷かった!」という方が多かったです。

マネープランナー伍代
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「そんなの聞いてない!」みたいなことが発生して気分の悪いまま家を購入するハメに…なんて話も聞きますので、金利と合わせて担当者の態度も見ておきましょう。

現在では、ネット完結型の低金利住宅ローンもありますが、低金利なのは対面相談するための人件費を削っているためであることが多いです。

対面で相談することができないとなると、ある程度知識があるか、自分で調べる力が必要になってきます。日中仕事で窓口に行けない等、様々な事情があるかと思いますので、自身に合った形で借入れを行いましょう。

マネープランナー伍代
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手続きが面倒だなぁ…と思うかもしれませんが、毎月の返済額が減るのであれば動きましょう!他の銀行で見積もりを取って、「金利下げないならあっちの銀行に換えちゃおっかな~」と交渉するのもアリです。でもあまりふっかけすぎないように!

最後に

今回は借入れの形式の種類と個人ローンについてざっくり解説しました。

自分がどの程度の金額借りることができるのか、適当な物件のチラシと源泉徴収票(もしくは確定申告書)を持って、金融機関に仮審査をお願いするものアリです。

※ 詳細は省きますが、借入時のフロー表があってそれに沿ってランク分けされて金利が決まります。借入金額は、年収の7倍くらいが相場と言われています。

この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!

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