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日本橋の貨幣博物館って何があるの?
皆さん、お金をじっくり見たことありますか? 普段は買い物や支払いのときにサッと使うだけで、じっくり観察することってあまりないですよね。 でも、実は紙幣や硬貨には偽造防止のためのハイテク技術がたくさん詰め込まれているんです!
今回は、最新の偽造防止技術について、わかりやすく紹介していきます。
貨幣博物館については前回の記事はコチラ!

結構すごい技術がたくさん!
なぜお金の偽造防止が必要なの?
偽造されたお金が世の中に出回ると、経済に大きな影響を与えます。 例えば、偽札が増えると本物のお金の価値が下がり、インフレが起こる原因になります。 また、お店や銀行で偽札を受け取ってしまうと、そのお金は使えないため、大きな損失になりますよね。
そのため、各国の政府や中央銀行は、お金の偽造防止技術を年々進化させているのです!

この辺は「ハイパーインフレーション」という漫画読むと分かりやすいかも
最新の紙幣の偽造防止技術
1. ホログラム技術
紙幣にキラキラ光るホログラムが入っているのを見たことがあると思います。 これは偽造を防ぐための技術のひとつで、角度を変えるとデザインが変わるなど、高度な視覚効果が取り入れられています。 ホログラムはコピーや印刷では再現できないため、偽造防止に役立っています。
2. マイクロ文字・極小文字
紙幣をよく見ると、小さな文字が書かれていることがあります。 これはマイクロ文字(極小文字)と呼ばれ、肉眼ではほとんど見えません。 偽造紙幣を作る際には、こうした小さな文字まで精密に再現するのが非常に難しいため、偽造防止に有効なのです。
3. 透かし技術
光にかざすと見える「透かし」は、昔から使われている偽造防止技術のひとつです。 近年では、より複雑で精巧な透かしが採用されており、偽造がますます困難になっています。
4. カラーチェンジインク
紙幣を傾けると色が変わる特殊なインクが使われています。 この技術は、普通のインクでは再現できないため、偽造防止にとても有効です。 例えば、日本の紙幣では「5000円札」と「10000円札」にこの技術が使われています。
5. UV(紫外線)発光インク
紫外線を当てると特定の部分が光るインクも、偽造防止のために使われています。 通常の光では見えないため、偽造紙幣を作る際にこの技術を完全に再現するのは難しいのです。
6. 最新の3D技術
最近では、3Dホログラムや立体的なデザインが採用されることも増えてきました。 これらは見る角度によって異なる絵が見えるなど、偽造を困難にする仕掛けが満載です。

Screenshot

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これは偽造が難しそうだ…。
硬貨の偽造防止技術
偽造されやすいのは紙幣だけではありません。 硬貨にも最新技術が詰め込まれています。
1. バイメタル技術
日本の500円硬貨などに採用されている「バイメタル」技術は、2種類の金属を使うことで偽造を防ぎます。 異なる金属を組み合わせることで、コピーが非常に困難になるんです。
2. 微細文字・微細模様
硬貨の表面には、微細な文字や模様が彫られています。 これらは精密な技術で作られているため、偽造するのがとても難しいんです。
3. 磁気特性
硬貨には特定の磁気特性を持つ金属が使われています。 これは自動販売機や銀行の機械が本物かどうかを識別するための仕組みで、偽造を防ぐ重要な技術のひとつです。
4. 特殊なリム加工
硬貨の側面にはギザギザや模様が入っていますよね。 この加工も偽造を防ぐための技術です。 偽物を作る際に、このような細かい加工を完璧に再現するのは非常に難しいのです。

硬貨にも、たくさんの技術が施されています
未来の偽造防止技術
技術の進化とともに、偽造技術も巧妙化しています。 それに対抗するため、各国の中央銀行は最新の技術を取り入れています。
例えば、最近注目されているのが「デジタル紙幣」や「ブロックチェーン技術」を活用した偽造防止対策です。 将来的には、スマートフォンでお金の真偽を判定できる技術も一般化するかもしれません。

そんな高度な技術を使って偽札作るならもっと他の事に使ってくれ。
まとめ
お金には、偽造を防ぐためのさまざまな技術が使われていることがわかりましたね。 普段何気なく使っている紙幣や硬貨も、よく見てみると驚くような仕掛けがいっぱいです。
次回お札や硬貨を手にしたときには、ぜひ細かい部分までチェックしてみてください。 きっと、新しい発見があるはずですよ!
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!

次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!