マネープランナーの伍代と申します。一緒におかねのべんきょうしませんか?
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私たちの生活において、お金は切っても切り離せない存在です。それにもかかわらず、多くの人が「お金」に対して偏った思い込みや先入観を抱いています。これらの思い込みは、時に人生やキャリアの選択、さらには精神的な健康にも影響を与えることがあります。本記事では、「お金」に対するよくある思い込みを捨て、健全で前向きなマインドセットを築くための方法を探っていきます。

日本では学校で金融教育をしないことが多いので、お金の知識があまりない人が多いと感じます。これは危機的状況です。
1. 「お金は汚いもの」という思い込み
「お金は汚い」「お金をたくさん持つのは悪いこと」という考え方は、文化や育った環境によって根強く刷り込まれることがあります。しかし、お金そのものに良し悪しはありません。お金は単なるツールであり、どう使うかによってその価値や影響が変わります。
健全な考え方:
- お金は中立的な存在: お金は人間が取引や価値の交換をスムーズにするための手段です。悪いのはお金そのものではなく、それを使う人間の行動や意図です。
- お金を善に使う: 自分や他人を助けるためにお金を使うことで、その価値はポジティブなものになります。寄付や社会貢献活動などがお金の良い使い方の例です。
2. 「お金は幸せをもたらさない」という誤解
「お金で幸せは買えない」という言葉を耳にすることがありますが、これは必ずしも正確ではありません。お金は間接的に私たちの幸福に大きな影響を与えます。
健全な考え方:
- お金は幸福の基盤を作る: 必要な生活費を確保し、経済的なストレスを減らすことは、心の健康に大きく寄与します。
- 経験に投資する: 研究によれば、物質的なものよりも経験(旅行、趣味、教育など)にお金を使うことが、より長続きする幸福感をもたらすとされています。
- バランスが重要: お金がすべてではありませんが、不足しているとストレスや不安の原因になるため、適度に稼ぐことや管理することは大切です。

お金があれば必ず幸せとは限りませんが、選択肢が広がるのは確かです。
3. 「お金持ちはみんな貪欲である」という偏見
お金持ちに対して「貪欲」「ずる賢い」といった否定的なイメージを持つ人もいます。このような偏見は、自分自身が豊かになることへの無意識の抵抗感を生む可能性があります。
健全な考え方:
- 成功の背景を知る: 多くの成功者は、努力や創造力、リスクテイクによって富を築いています。全員が不正を行っているわけではありません。
- 学びの機会に変える: お金持ちの行動や考え方を研究することで、自分の人生にも応用できる知識やスキルを得ることができます。
- お金の循環を意識する: 豊かな人が経済活動を通じて雇用を生み出したり、慈善活動に貢献したりするケースも多いです。

確かに、悪いことをしてお金を稼ぐ人もいます。しかし「悪銭身に付かず」という言葉があるように、そういうやつらは必ず痛い目にあいます。必ず。
4. 「お金のことを話すのはタブー」という文化
日本では特に、お金の話を公然とすることがタブー視されがちです。その結果、家庭や学校でお金について学ぶ機会が少なくなり、金銭感覚が曖昧になることもあります。
健全な考え方:
- オープンな対話を推奨する: 家庭や友人間でお金の話をすることで、健全な金銭感覚を育てることができます。
- 金融リテラシーを高める: 投資、税金、貯金などの基本を学ぶことで、お金の管理能力が向上します。
- 相談をためらわない: 専門家や信頼できる人に相談することで、より良い決断を下せるようになります。

お金の話をしないので、自分の資産形成が他人と比べてどの程度適切なのかわからない、なんてことに。しかし、私を含めてお金の話を100%信用するのは危険です。信頼している人の話でも参考にする程度に留めましょう。
5. 「お金を貯めることが最善」という思い込み
「とにかく貯金をしなさい」という教えを受けて育った人も多いでしょう。しかし、ただ貯金するだけでは、インフレや金利の影響でお金の価値が目減りしてしまうことがあります。
健全な考え方:
- 目的を持った貯金: 明確な目標(旅行、マイホーム購入、教育費など)を設定して貯金を行いましょう。
- 投資でお金を増やす: 長期的な視点で投資を行うことで、資産を効率的に増やすことが可能です。分散投資や積立投資が初心者にはおすすめです。
- お金を使うことで得られる価値を意識: 自己成長や健康への投資は、長期的な幸福や収益をもたらす可能性があります。

「お金を使う=悪いこと」ではありません。自分の心が豊かになる使い方であれば、問題ありません。使わなければ持っている意味がありません。当然、使い過ぎには注意ですよ。
6. 思い込みを捨てるための実践方法
思い込みを変えるためには、日常生活の中で少しずつ行動を変えていくことが大切です。
具体的なステップ:
- 自分のお金に対する考え方を振り返る: あなたが持っているお金に関する信念や感情を書き出してみましょう。
- 知識を増やす: 金融関連の本やブログ、ポッドキャストを活用して、正しい知識を身につけます。
- 新しい習慣を試す: 節約や投資、寄付などを実際に行い、お金に対する考え方を実践的に見直します。
- サポートを求める: 信頼できる人や専門家と話すことで、新しい視点を得ることができます。

いったん、お金について考える時間を作ってみるとお金に対する意識が変わりますよ。
7. まとめ
「お金」に対する思い込みは、私たちの行動や選択に大きな影響を与えます。しかし、それらの思い込みを見直し、健全で前向きなマインドセットを築くことは、より豊かな人生への第一歩です。
お金はツールであり、私たちがそれをどう扱うかでその価値が決まります。この記事を参考に、自分の「お金」に対する考え方を見直し、より良い選択をしてみてください。
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!