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銀行の営業って何やってんの?3時に閉まるし、3時に帰れるの?

そんなワケねーだろ馬鹿かテメー窓口閉まってから中で仕事してますよ。
普段、銀行に行くと窓口で親切に対応してくれるスタッフさんの姿はよく見かけますよね。でも、ふと「銀行の営業って、実際どんな仕事をしてるんだろう?」とか「銀行員って3時に帰れるって本当なの?」なんて疑問に思ったことはありませんか?今日は、そんな疑問にお答えしながら、銀行の『営業』の実態や裏側について、砕けた感じでご紹介したいと思います!
1.銀行の窓口と営業、そもそも何が違うの?
まず、基本的なところからおさらいしましょう。銀行には大きく分けて「窓口業務」と「融資業務」「営業(または企画・商品開発などの部門)」があります。
- 窓口業務:お客様との直接のやり取りがメイン。口座の開設、預金・引き出し、ローン相談など、日々の取引を担当しており、フロントラインとしてお客様と接する仕事です。
- 銀行の営業:一見「営業」と聞くと、なんだか派手に数字を追いかけるイメージがありますが、実際はそれだけではありません。企業向けや個人向けに新しい金融商品を提案したり、既存のお客様の資産運用や融資のニーズに合わせたサービスを企画・提案したり、内部の調整やマーケティング戦略の立案、さらには地域との連携など、幅広い業務が求められるポジションです。
たしかに「営業」という言葉からは、電話や訪問をして『お金を取る』ような印象を持たれがちですが、銀行の場合はお客様のライフプランに合わせた提案がメイン。つまり、単なる「押し売り」ではなく、信頼関係を築きながら、お客様にとって最適な金融サービスを提供することが求められるのです。

ノルマもりもりだよ~
2.銀行営業の実際の仕事内容って?
では、具体的に銀行の営業はどんな一日を送っているのでしょうか。仕事内容は銀行や部署によっても異なりますが、一般的な業務内容をいくつかご紹介します。
① 顧客との面談・訪問
銀行営業は、既存のお客様や新規のお客様に対して、定期的な面談や訪問を行います。
- 既存顧客のフォローアップ:お客様の資産状況や今後のライフプランを聞き出し、それに合わせた金融商品の見直しや提案を行います。
- 新規顧客の開拓:地域の中小企業や個人経営者、さらには個人投資家など、まだ取引のない潜在顧客にアプローチして、信頼関係を構築する努力をします。
② 金融商品の企画・提案
銀行は常に新しい商品やサービスを考えています。営業職はその企画段階にも関わり、どんな商品が今のお客様にとって魅力的なのか、どうすればより多くの人に利用してもらえるのかを考え、具体的な提案を行います。たとえば、低金利時代における資産運用の提案や、地域密着型の融資プランなど、時代背景や市場の動向を踏まえた戦略的な思考が求められます。
③ 内部調整とマーケティング
銀行の営業は、外部のお客様とのやり取りだけでなく、社内の他部門との連携も重要です。
- 内部調整:リスク管理部門や商品開発部門と連携し、お客様に提供するサービスの質や安全性を確保するための調整作業。
- マーケティング活動:お客様のニーズを分析し、どのようなプロモーションが効果的かを検討。場合によってはセミナーやイベントの企画運営に携わることもあります。
④ クレーム対応やトラブルシューティング
お客様との信頼関係を維持するためには、万が一トラブルが発生した場合の迅速な対応が求められます。銀行営業は、場合によってはお客様の不安を解消するために、直接現場に出向いて説明や交渉を行うこともあります。これには高度なコミュニケーション能力や問題解決能力が必要とされます。

なにがめんどくさいって、顧客だけじゃなくて店内の権力者とも上手くやらないと仕事回らないこと。仕事なんだから好き嫌いで態度変えるなよ…。
3.「3時に帰れるってマジ?」という噂の真相
ここで、多くの人が気になるポイント。「銀行の営業は3時に帰れるのか?」という噂です。
① 業務内容とワークライフバランス
銀行の窓口業務は、営業時間に合わせたシフト制が多く、どうしてもお客様対応のために遅くまで働くことがある一方で、営業職はスケジュールが比較的フレキシブルな場合が多いです。営業は、定時でオフィスに戻り、デスクワークやミーティング、内部調整などの業務を行うことができるため、「3時に帰れる」というイメージが生まれやすいのかもしれません。
ただし、忙しい時期には終電に合わせた残業や、翌日の準備のために夜遅くまで仕事をする日が多いのが現実です。特に、月末の決算期や新商品の発表時期などは、業務が集中して長時間労働になることもあるため、個々の働き方や部署の方針によって大きく異なります。
② 部署ごとの差と企業文化
また、銀行内でも「営業」と一口に言っても、その役割や働き方は部署ごとに大きな差があります。例えば、大手銀行の本社勤務の営業部門では、比較的整ったオフィス環境とワークライフバランスを重視する企業文化が根付いているケースもあります。一方、地方の支店や中小の銀行では、業務量が多かったり、急な対応が求められたりするため、帰宅時間は流動的になることが多いです。
つまり、「3時に帰れる」というのは、窓口が3時に閉まるからそれで銀行の仕事が全部終わったと勘違いした人の幻想です。実際に、仕事の内容やその時々の状況によっては、夜遅くまで働くことも十分にあり得るのです。

「でも3時に仕事終わるでしょ?」ってマジで言われたことあります。いやいや…。
4.銀行営業の魅力とやりがい
ここまで銀行営業の仕事内容や働き方についてざっと見てきましたが、実はこの仕事には多くの魅力ややりがいが存在します。
① 人と直接関わる楽しさ
銀行営業は、お客様と直接顔を合わせ、人生の大切な瞬間に立ち会う仕事でもあります。お客様の夢や目標に寄り添い、その実現をサポートできるという点は、非常にやりがいがあると言えるでしょう。お客様からの「ありがとう」の一言が、何よりの励みになります。
② 自己成長の実感
金融商品や経済の知識はもちろん、マーケティングやコミュニケーション能力、さらには問題解決能力など、さまざまなスキルが求められます。これらを実務の中で磨くことができ、自己成長を実感しやすい環境とも言えます。また、取引先との折衝や社内の調整業務などを通じて、ビジネス全般のスキルが向上するため、将来的なキャリアパスの幅も広がります。
③ 柔軟な働き方と充実した福利厚生
先ほども少し触れましたが、銀行という大企業ならではの福利厚生の充実も魅力のひとつです。金融業界は安定性が高いとされ、長期的なキャリア形成がしやすいという点でも、多くの人が魅力を感じる理由となっています。

「金融で営業やってました」となれば転職にも有利かも
5.まとめ:銀行営業は「ただの営業」じゃない!
いかがでしたでしょうか?「銀行の営業って、ただお客様に商品を売るだけの単調な仕事じゃないのか?」という先入観を持っている方も多いかもしれません。しかし、実際のところは、お客様のライフプランに深く関わり、金融の知識やマーケティング、コミュニケーション能力を総合的に駆使して仕事をする、非常に奥の深い職種だということが分かりましたね。
また、「3時に帰れる」という噂についても、そうとは限らないという現実があります。つまり、銀行営業は働き方に一定の自由度や安定性を持ちつつも、時にはハードな局面に直面するなど、メリットとデメリットの両方がある仕事だということです。
銀行の窓口での笑顔の裏には、こうした営業部門の見えにくい努力や工夫があってこそ、お客様に信頼されるサービスが提供されているのだと思います。これから銀行業界に興味を持って就職や転職を考えている方も、ぜひ一度「営業」という仕事の奥深さに目を向けてみてください。新たな発見や、自分自身の成長につながるかもしれません!

愚痴。私のいた会社は、窓口の女性は基本定時退社。窓口のノルマ分も営業が全部やらされてサービス残業祭りという超絶理不尽な世界でした。そら辞めるわ。
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!

次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!