【第３３回】青色申告と白色申告ってなにが違うの？どっちを選ぶのが正解？

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確定申告って青色申告と白色申告があるって聞いたけど何が違うの？

フリーランスや副業を始めたばかりの人にとって、「青色申告」と「白色申告」の違いって、なんだか難しそうで頭が痛くなりますよね。でも大丈夫！今日はこの2つの違いを分かりやすく説明して、「どっちを選ぶのがいいの？」って悩みにお答えします。

そもそも青色申告と白色申告ってなに？
実際どうする？初心者のステップ
会計ソフトって？
まとめ

そもそも青色申告と白色申告ってなに？

簡単に言うと、これらは個人事業主やフリーランスが行う「確定申告」の種類です。

青色申告：税制上の特典がたくさんある代わりに、ちょっと手間がかかる申告方法。
白色申告：手続きが簡単だけど、特典が少ない申告方法。

要するに、どれだけ頑張るか（帳簿をつける努力をするか）によって選べるスタイルが違うんです。

白色申告のメリットとデメリット

まずは白色申告から。

メリット

簡単に始められる 白色申告は、帳簿付けが青色申告に比べて簡単。基本的には「収入」と「支出」をざっくり記録するだけでOK。
事前の手続きが不要 白色申告の場合、税務署に特別な届け出をする必要がありません。フリーランスを始めたばかりの人にとっては、とりあえずすぐにスタートできるのが魅力的です。

デメリット

控除が少ない 白色申告には青色申告のような大きな特典がありません。節税効果は低め。
帳簿の保存義務はある 簡単とはいえ、2014年からは白色申告でも帳簿の作成・保存が義務化されています。結局ある程度は記録を残さなければならないんです。

青色申告のメリットとデメリット

次に青色申告を見ていきましょう。

メリット

65万円の控除が受けられる 青色申告特別控除を使えば、最大65万円の所得控除が可能です。これ、めちゃくちゃ大きい！
赤字を繰り越せる 例えば、今年赤字になった場合、その赤字を3年間繰り越して翌年以降の所得と相殺できます。安定しない収入の人には嬉しい制度ですね。
家族への給料を経費にできる 家族が手伝ってくれている場合、その給与を経費として計上可能。これも節税ポイントです。

デメリット

手続きが面倒 青色申告をするためには、事前に「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。これを忘れると青色申告ができません！
帳簿付けが大変 青色申告では複式簿記が必要になります。これ、会計の知識がないと最初はちょっと大変。でも最近は会計ソフトがあるので、そこまでハードルは高くないかも。

どっちを選ぶのが正解？

それでは本題。青色申告と白色申告、どっちが自分に合っているのでしょう？

白色申告が向いている人

フリーランスや副業を始めたばかりで、収入がまだ少ない人。
帳簿付けに時間をかけたくない人。
すぐにでも申告を始めたい人。

青色申告が向いている人

ある程度の収入が見込める人。
節税をしっかりと考えたい人。
会計ソフトを使って帳簿付けに挑戦する気持ちがある人。

ﾏﾈｰﾌﾟﾗﾝﾅｰ伍代

白色は簡単だけどメリットが少ない、青色はちょっと難しいけど節税メリットをしっかり受けられるってこと。

実際どうする？初心者のステップ

最初は白色申告で様子を見るのもアリ フリーランスや副業を始めたばかりで、まだ安定した収入がないなら、まずは白色申告でスタートするのも良いでしょう。
収入が増えてきたら青色申告に切り替える 年間の利益がある程度出るようになったら、節税効果の高い青色申告を検討しましょう。特に、65万円控除が使えるようになると、税金の負担が大きく減ります。
会計ソフトを活用する 青色申告に挑戦する際は、会計ソフトを活用するのがおすすめです。最近のソフトは初心者でも使いやすく、確定申告の書類作成も自動化できます。

ﾏﾈｰﾌﾟﾗﾝﾅｰ伍代

私は、あまり複雑な仕訳がない業種なので、税理士には依頼せずに会計ソフトで管理しています。簿記が分からない人でも感覚的で使いやすくなっています。