【第56回】「バブル時代は良かった…」よく聞くけどバブルってなに?なんで崩壊したの?

お金の基本
マネープランナーの伍代と申します。一緒におかねのべんきょうしませんか?
初めて当サイトにいらしてくださった方は、まず、サイトのトップページにある「はじめに」を読んでいただけると幸いです。
また、筆者の来歴や保有資格は「筆者プロフィール」をご覧ください。皆さんに何か買わせたり、セミナーに勧誘する怪しい者ではありませんのでご安心を。

よく爺さん婆さんが「バブルは良かった」っていうけど、何がどう良かったの?

「バブル時代は良かった」と言われること、ありませんか?親世代や上司が語る「バブルの頃は毎晩飲み会だった」とか「海外旅行が当たり前だった」なんて話、正直ピンとこない人も多いはず。そもそもバブルってなんだ?なんで崩壊しちゃったの?今回は、そんな疑問をわかりやすく解説してみます。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

いや、さすがに私もバブル世代じゃないので実際に見たわけじゃないですけどね。


バブル経済ってそもそも何?

「バブル」とは英語で「泡」のこと。経済用語としては、資産価格(例えば土地や株)が実際の価値以上に膨らんでいる状態を指します。泡が膨らみすぎて破裂するように、バブル経済もいつかは崩壊してしまう…そんなイメージです。

バブル時代は1980年代後半から1990年代初頭にかけて、日本で経験された異常な好景気のことを指します。バブル経済が発生した背景には、いくつかの要因があります。

  1. 土地神話: 「土地は必ず値上がりする」という話が広がり、みんなこぞって土地を買いあさった。
  2. 金融緩和: 政府と日銀が低金利政策を取ったことで、お金を借りるのが簡単になり、企業も個人も借金して投資をしまくった。
  3. 過剰な投資ブーム: 土地や株に対する過剰な期待から、お金が集中し続けた。

つまり、実際の経済成長や生産性以上に、資産価格が過剰に膨らんでしまったわけです。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

何事も適正な価格があります。膨らみすぎると破裂するものです。


バブル時代の華やかな日常

これは実体験ではなく、調べた話ですが、バブル時代の日本は、今では考えられないほどお金が動いていました。ちょっと想像してみてください。

  • 地価が異常に高かった 東京の一等地の価格が、アメリカ全土を買えるくらいと言われたことも。冗談じゃなくて、本当にそのくらい高かったそうです。
  • 企業がバンバンお金を使った ゴルフ会員権が数千万円するのに、会社がそれを社員にプレゼントしたり、大規模な忘年会を豪華ホテルで開催したり。当時は、なんでも「景気良く」がキーワードでした。
  • 派手なライフスタイル 高級車、ブランド品、高級ディナー。普通のサラリーマンでも「海外旅行は毎年行く」なんて時代。六本木や銀座の高級クラブも大盛況でした。

テレビや映画でも、このバブル時代を舞台にした作品がいくつかありますよね。当時の「浮かれた雰囲気」を知るにはそういった作品を観るのもオススメです。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

就職活動で企業の説明会に行っただけでスーツもらえたりしたらしいですね。今考えるとあり得ないよ。。


なんでバブルが崩壊したの?

じゃあ、バブル経済はどうして終わっちゃったの?簡単に言えば、膨らみすぎた泡が弾けたからです。

  1. 日銀の政策変更 バブルが加熱しすぎていることを危惧した日銀は、金利を引き上げました。お金を借りるコストが上がると、土地や株に投資する人が減り、価格が下落。
  2. 地価の下落 「土地神話」が崩れ始めると、今まで高騰していた土地の価格が急落。これにより、土地を担保にお金を借りていた企業や個人が返済不能に。
  3. 連鎖的な不景気 土地や株の価格が下がると、企業の資産価値も下がり、経営が厳しくなります。これが失業率の上昇や消費の低迷を引き起こし、日本経済全体が不景気に突入しました。

結果として、日本は「失われた10年」と呼ばれる長い経済停滞期に突入しました。この影響は今でも続いている部分があります。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

調子に乗りすぎたツケが回ってきたワケですね。


バブルの教訓と現代へのヒント

バブル時代は派手で華やかだった反面、その崩壊は多くの人に厳しい現実を突きつけました。でも、ここから学べることもあります。

  1. 適正な価値を見極めることの重要性 土地や株などの資産価格が過剰に高騰しているとき、それが本当にその価値があるのかを冷静に考える必要があります。
  2. 借金は計画的に バブル時代、無計画にお金を借りて投資をしていた人や企業は大きなダメージを受けました。これは現代の個人の生活にも通じますよね。
  3. 浮かれすぎない 好景気のときほど「いつかは終わる」という意識を持つことが大切です。
マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

必要以上に臆病になる必要はありませんが、常に警戒はしておきましょう。


終わりに

「バブル時代は良かった」という言葉には、確かに当時の派手な生活や好景気への憧れが含まれているでしょう。でも、その裏側には無理があったこと、そしてそれが崩壊した後の苦しさも忘れてはいけません。

バブルの話を知ることで、これからの経済や自分の生活をどうするか考えるきっかけになれば嬉しいです。

この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!

タイトルとURLをコピーしました