【第40回】よく勧められるけどiDeCoってなに?やった方がいいの?

お金の基本

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iDeCoって節税になるって聞くけど、やった方がいいの?

最近、友達や同僚から「iDeCoやってる?」とか「老後のためにiDeCo始めた方がいいよ!」なんて言われること、ありませんか?
私も「iDeCoって何なの?」と友達に聞かれることも多いです。しかし、名前は聞いたことあるけど、実際のところ何をするものなのかピンと来ない…そんな人も多いはず。そこで今回は、「iDeCoって結局なんなの?やるべきなの?」という疑問に答えていきたいと思います。


iDeCoとは?

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、簡単に言うと「自分で作る年金」です。国が用意してくれている公的年金(国民年金や厚生年金)だけじゃ老後の生活がちょっと不安…って人のために、追加でお金を積み立てて自分専用の年金を作れる仕組みです。

ポイントは、「自分で運用する」というところ。普通の年金だと、国が集めたお金をプロが運用してくれますが、iDeCoでは自分で運用商品を選んで増やしていくスタイルです。

じゃあ「運用する」って何をするの?って思いますよね。具体的には、iDeCoを通じて投資信託や定期預金などを買って、そこから利益を狙っていくんです。

マネープランナー伍代
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毎月お金を積み立てて、そのお金を運用します。運用に関しては、商品を最初に選ぶだけなので、何かする必要はなし!


iDeCoのメリット

iDeCoには主に3つのメリットがあります。

  1. 税金の優遇がある
    • 毎月積み立てるお金は全額が所得控除されます。つまり、税金がその分安くなるんです!たとえば年収500万円の人が月2万円を積み立てると、年間で約4万円も節税になる場合があります。
    • 運用で得た利益にも税金がかかりません(通常なら約20%の税金がかかります)。
    • 受け取るときも控除があるので、かなりお得にお金を使えるんです。
  2. 老後資金を計画的に準備できる
    • 毎月決まった金額を積み立てるので、半強制的に貯金ができます。「貯金が苦手」という人にはピッタリ!
  3. 自分で運用先を選べる
    • iDeCoの運用商品は自分で選べます。リスクを抑えた定期預金も選べるし、積極的に利益を狙う投資信託もあります。
マネープランナー伍代
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積立金額に上限がありますが、資金的に余裕がある人は上限で積み立てることで最大の節税効果を得られます。


iDeCoのデメリット

もちろん、良いことばかりではありません。iDeCoにはデメリットもあります。

  1. 60歳まで引き出せない
    • 積み立てたお金は60歳になるまで原則引き出せません。「急な出費があるかも…」という人にはちょっと不便かもしれません。
  2. 手数料がかかる
    • iDeCoを利用するには、毎月の手数料がかかります。金融機関によって手数料が異なるので、始める前に比較するのが大切です。
  3. 運用リスクがある
    • 運用次第では元本割れする可能性があります。ただし、定期預金や低リスクの運用商品を選べばリスクは抑えられます。
マネープランナー伍代
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この60歳まで引き出せない、というのが最大のネックだと私は考えています。めちゃくちゃ資金に余裕がある人は問題ないですが…。


iDeCoはどんな人におすすめ?

iDeCoを特におすすめしたいのは、次のような人です。

  • 安定した収入がある人 税金の控除が大きいので、所得税や住民税を支払っている人ほどメリットがあります。
  • 老後資金を計画的に準備したい人 「老後が心配だけど、貯金が苦手」という人にピッタリ。自動的に積み立てられるので、無理なく続けられます。
  • 資産運用に興味がある初心者 投資信託などを気軽に始められるので、運用の練習としても良いですね。

逆に、こんな人は注意が必要です。

  • 近い将来に大きな出費の予定がある人(マイホーム購入や教育費など)
  • 一定の収入がない人や、課税所得が少ない人
マネープランナー伍代
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そもそも税金が少ない人は、節税効果のメリットをあまり受けられません。


どうやって始めるの?

iDeCoを始めるには、以下のステップがあります。

  1. 金融機関を選ぶ
    • 銀行や証券会社、ネット金融機関など、たくさんの選択肢があります。手数料や運用商品のラインナップを比較して、自分に合ったところを選びましょう。
  2. 申し込みをする
    • 必要な書類を用意して申し込みます。国民年金や勤務先に関する情報も必要になるので、事前に確認しておくとスムーズです。
  3. 運用商品を選ぶ
    • 初めは無理せず、自分のリスク許容度に合った商品を選ぶと良いでしょう。
  4. 積み立てを開始
    • 毎月の積立金額を設定してスタートです!あとはコツコツ続けるだけ。
マネープランナー伍代
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やってみるのであれば、ネットでやった方が手数料が安いことが多いのでおすすめです。

松井証券ではじめるiDeCo


結論:やった方がいいの?

iDeCoは節税効果が高く、老後資金を計画的に準備できる優れた制度です。ただし、60歳まで引き出せない点や運用リスクがある点を考えると、万人向けではありません。余裕資金でコツコツ積み立てたい人にはピッタリですが、「すぐに使えるお金が必要かも…」という人は他の資産形成方法を検討しても良いでしょう。

筆者私見

ちなみに、私はiDeCoに加入していません。私が金融機関に勤めている頃に会社が「iDeCo」を取り扱い始め、会社経由でiDeCoに加入すれば手数料が無料という特典もありましたが、60歳まで原則引き出し不可という部分が大きなネックだと感じたためです。何か緊急に資金が必要な可能性もありますし、ずっと会社にいるとは限らないですしね!

まずは自分の生活スタイルや将来の計画をしっかり考えた上で、iDeCoを検討してみてください。

この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!

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