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日本人って働きすぎって聞くけど、海外と比べてどうなの?
最近「働きすぎ」と感じる瞬間はありませんか?朝早くから夜遅くまで、気が付けば仕事に追われている…という経験、実は日本だけの問題ではないかもしれません。でも、果たして日本の労働環境は海外と比べてどうなのでしょうか?今回は、そんな疑問に迫りながら、海外との違いを見ていこうと思います。

何度も言いますが、「仕事をするために生きているのではなく、生きるために仕事をしているだけ」です。辛いなら辞めていいです。
日本の働き方、そもそもどうなっている?
まず、現代の日本における働き方を振り返ってみましょう。多くの人が「過労死」という言葉を聞いたことがあるでしょう。残業が多く、プライベートの時間が犠牲になってしまう…そんな現状は日本独特の問題のように思われがちですが、実は背景にはいくつかの理由があります。
- 終身雇用制度と年功序列
戦後の高度経済成長期から続く終身雇用制度や年功序列は、会社への忠誠心を高める一方で、個人の働きすぎを助長してきました。会社のためにと、自分のキャリアを後回しにする風潮が根付いてしまっています。
- 社会的プレッシャーと集団主義
「和を乱さない」「みんなが頑張っているから自分も」といった意識が強く、無理をしてでも働き続けることが美徳とされる文化も影響しています。上司が帰るまで帰れないとかいうクソ仕様。
- 法規制の甘さ
労働基準法などの法律はあるものの、実際の運用や企業の意識改革が追いついていない部分も多く、結果として長時間労働が常態化しているのです。

過労死(Karoshi)が海外で通じるなんて笑えない話も…。
海外の働き方は一体どう?
海外、とくに欧米諸国やアジアの一部では、日本とはまた違った働き方が見られます。国や文化によって背景は異なりますが、いくつか共通するポイントを見ていきましょう。
- ワークライフバランスの重視
ヨーロッパ諸国では、労働時間が法律で厳しく制限されている国も多く、家族やプライベートの時間を大切にする文化が根付いています。例えば、フランスでは週35時間労働が一般的で、休暇も充実しているため、心身ともにリフレッシュできる環境が整っています。
- 効率重視の働き方
アメリカでは、成果主義が強く、労働時間よりも成果に重きを置く企業文化があります。もちろん残業が発生することもありますが、働いた分だけ正当に評価されるシステムが整備されているため、無駄な時間を省く努力がなされています。
残業する奴が頑張ってるみたいなクソな価値観は日本だけ。 - 柔軟な働き方の推進
最近では、リモートワークやフレックスタイム制を導入する企業が増えています。特に欧米では、働く場所や時間に縛られず、自分のペースで仕事を進めるスタイルが浸透しており、ストレスの少ない労働環境が形成されています。

これが本来の労働なんだよな。雇用主と雇用者は対等であるべき。
日本と海外の労働環境の違い:具体例で見ると…
長時間労働 vs. 時間効率重視
日本では、長時間オフィスに居続けることが美徳とされる場合が多いです。朝の満員電車、夜遅くまでの残業、会議が終わってもなかなか退社できない雰囲気…。一方で、ヨーロッパの多くの国では、定時退社が基本。たとえ会議が長引いても、翌日の効率を考えて早めに切り上げる文化があります。
社内コミュニケーションの取り方
日本では、上下関係がはっきりしており、上司の意向に従うことが重視されるため、意見を自由に言えない環境も見受けられます。対して、海外の企業ではフラットな組織構造が採用されることが多く、若手社員の意見が積極的に取り入れられる風土が根付いています。これにより、革新的なアイデアや改善策が生まれやすく、働く環境の改善にもつながっているのです。
休暇制度と福利厚生
海外では、有給休暇の消化率が高い国が多く、休暇中にしっかりとリフレッシュできる環境が整っています。日本でも有給休暇は法的に認められていますが、実際には取得が難しいという実態があります。また、育児休暇や介護休暇といった制度も整備されていますが、利用しにくい雰囲気があるのも事実です。対して、北欧諸国や一部の欧米では、家族や個人のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が奨励されており、社員の健康や幸福度が企業のパフォーマンスにも直結すると考えられています。

ちなみに私は退職する時ですら、溜まっていた有給を消化できないまま退職しました。
働き方改革はどこまで進んでいる?
日本ではここ数年、働き方改革が叫ばれ、多くの企業が長時間労働の是正やテレワークの導入を進めています。しかし、現実はなかなか一筋縄ではいかない部分もあります。上司や同僚との連携、業務の進め方、社内の文化など、単に制度を変えるだけでは根本的な改善に結びつかない側面も見受けられるのです。
一方、海外では、働き方改革が単なるスローガンではなく、実際に企業文化として定着しているケースが多いようです。例えば、アメリカの一部企業では、社員が自分のペースで働ける環境を整えるために、業務の進捗状況や成果に基づいた評価制度が導入されています。結果、社員のモチベーションが向上し、結果として企業全体の生産性も高まっているという好例も多く見られます。

やたら働き方改革と言ってはいたけど、実情は…。
これからの働き方、どんな未来が待っている?
ここで改めて問いたいのは、「働き方改革は本当に進んでいるのか?」ということです。新型コロナウイルスの影響でリモートワークが一気に普及した昨今、働く場所や時間にとらわれない新たな働き方が模索されています。今後、技術の進化や働く意識の変化とともに、より柔軟で生産性の高い労働環境が実現することが期待されます。
ただし、どの国にも一長一短があり、日本独自の「働く文化」も一朝一夕に変わるものではありません。大切なのは、働く人一人ひとりが自分のライフスタイルや健康を大事にしながら、仕事とプライベートのバランスをとる意識を持つことだと思います。たとえ社会全体の風潮がすぐに変わらなくても、自分自身が「働き方」を見直すことで、より豊かな人生を歩むヒントになるのではないでしょうか。

残業禁止にしたところで、仕事量が減るわけじゃないからな。
まとめ
今回の記事では、日本と海外の労働時間や環境の違いについてざっくりとご紹介しました。日本では依然として長時間労働が常態化しがちですが、海外ではワークライフバランスや効率性が重視される傾向があります。それぞれの国の文化や歴史的背景、企業の経営方針などが影響しているため、一概にどちらが良いということは言えません。しかし、現代のグローバル化した社会において、異なる働き方を参考にしながら自分に合ったライフスタイルを模索していくことは、とても大切なことだと思います。
私たち一人ひとりが、心と体の健康を第一に考え、無理のない働き方を追求できる社会が実現するよう、これからも働き方改革の動向に注目していきたいですね。皆さんも、もし「働きすぎかな?」と感じたら、ちょっと立ち止まって自分の時間を見直してみてください。きっと新たな発見があるはずです!
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!

次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!