マネープランナーの伍代と申します。一緒におかねのべんきょうしませんか?
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仕事を辞めて個人で事業をしようと思うんだけど、開業ってどうすればいいの?
「個人で事業を始めたいけど、何から手を付けていいかわからない…」と思っているそこのあなた。この記事では、開業の仕方について、できるだけわかりやすくお伝えします。
「自分で事業をやってみたい」という気持ちは素晴らしいことです! でも最初は誰でも迷うもの。でも大丈夫!いざやってみたら「あれ?こんなもん?」ってな感じで簡単です。
ステップ1: アイデアを固めよう
まずは、何をやりたいのかをハッキリさせることが大切です。アイデアがふわっとしていると、途中で方向性を見失いやすくなります。
アイデアを考えるコツ:
- 自分の好きなこと 趣味や得意なことをビジネスに活かせないか考えてみましょう。
- 社会のニーズを探る 周りの人が「こんなのがあればいいのに」と言っていることを聞いてみるとヒントになります。
- 自分のスキルを振り返る これまで培った経験やスキルを活かせる分野は?
たとえば、「料理が得意だからケータリングをやってみたい」や、「デザインが好きだから、フリーランスのデザイナーになりたい」など、自分がやりたいことを明確にしましょう。

前職の経験を活かすのもアリ!まずは興味がある分野からいろいろと考えて候補を出してみましょう。
ステップ2: ビジネスプランを作成する
アイデアが固まったら、次はビジネスプランを作ります。
「プランとか難しそう…」と思うかもしれませんが、簡単に言うと、「どうやって稼ぐのか」を考えることです。
ビジネスプランの基本:
- 誰に売るのか(ターゲット) あなたの商品やサービスは、どんな人に向けたものですか?
- 何を提供するのか(商品・サービス) 具体的にどんな価値を提供するのかを整理しましょう。
- どうやって売るのか(販売方法) オンライン販売? 店舗販売? SNSを活用する?
- どれくらいの費用がかかるのか(資金計画) 初期投資や運営に必要な費用をリストアップしてみましょう。
例えば、フリーランスのデザイナーなら「ターゲットは中小企業」「サービスはロゴやウェブサイトの制作」「SNSで集客」「必要なのはパソコンとデザインソフト」といった感じでOK。

銀行で創業者に融資をする際には、「事業計画書」という用紙を書いてもらいます。検索すればひな形が出てくるので、この用紙くらいは埋められるような計画性が必要です。経験上、事業計画書すら適当に済ませる人は事業の見通しが甘く、大きな成功はしていません。
ステップ3: 法的手続きを進めよう
さて、アイデアとプランができたら、次はちょっとお堅い話。事業を始めるには、いくつかの法的な手続きが必要です。
開業に必要な手続き一覧:
- 開業届を出す
- 税務署に「個人事業の開業届出書」を提出します。電子申告もできます。
- 提出は無料!
- 必要なら青色申告の申請も
- 税金の優遇を受けたい場合は「青色申告承認申請書」を一緒に出しましょう。税金が安くなる可能性があります。これについては、別の記事で解説しますね。
- 事業に必要な許可や資格を確認
- 飲食業なら「食品衛生責任者」などが必要です。研修や申請が必要なものもあります。無許可や無資格で事業をしていると摘発されて営業停止なんてこともあり得るので、自分が始める事業に必要な許可や資格はしっかり調べましょう。
- 屋号を決める(任意)
- 屋号とは、お店や事業の名前のこと。決めてもいいし、なくてもOKです。でも、カッコいい名前が決まるとテンション上がるので考えてみるのもおすすめ。
- 銀行口座の開設
- 事業用の口座を作るとお金の管理がラクになります。確定申告もわかりやすくなるので、事業用口座とプライベート口座は分けることをおすすめします。

マイナンバーカードがあれば、国税庁のサイトからネット上で開業届を提出できます。開業届の作成も、会計ソフトで無料で作成できるサービスもありますので、思いのほか簡単です。細かい説明を受けたい場合は窓口に行くのもアリです。
私は、上にある開業手続きは全て自宅に居ながらネットで済みました。
ステップ4: 集客を始める
事業の準備が整ったら、次はお客さんを集めるステップです。
集客の基本:
- SNSを活用する InstagramやTwitterなど、自分の事業に合ったSNSを使いましょう。
- ブログやウェブサイトを作る 商品やサービスの詳細を載せる場所を作ると信頼感アップ!
- 口コミを広げる 最初のお客さんに満足してもらえれば、口コミで広がります。
例えば、ケータリングなら「インスタに美味しそうな料理の写真を投稿」「友達や知り合いにサービスを体験してもらう」などが効果的です。

SNSの運用は個人でも簡単にできます。うまく工夫して集客をしていきましょう。結果はすぐには出ません。コツコツ続けることが重要です。
ステップ5: 実際に運営してみる
いよいよ開業! とはいえ、最初から完璧に運営するのは難しいものです。
初めての運営で意識すべきポイント:
- 小さく始める 最初から大きなリスクを取らず、小さな規模から始めましょう。
- お客さんの声を聞く 実際に使ってもらった人の意見はとても貴重です。
- トライ&エラーを恐れない 失敗してもそこから学べばOK!

致命傷を負わなければセーフ!初めてなんだから失敗して当たり前!
最後に
個人で事業を始めるのはワクワクする反面、不安もあるかもしれません。でも、一歩ずつ進めばちゃんと形になっていきます。

事業を始めて1発目から大当たり!なんて人は一部の天才だけです。トライ&エラーを繰り返し、徐々に良くなっていくのです。
まずは小さく始めて、少しずつ成長していきましょう!応援しています!
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!