【時事・ニュース】ニュースで聞くけど政策金利ってなに?家計に影響を与える政策金利の基礎知識

お金の知識

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ニュースで「政策金利が引き上げ」とか聞くけど、どういうことなの?

今回は少し真面目な話題、「政策金利」についてお話しします。名前だけ聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は私たちの日常生活や家計にも大きな影響を与える重要な仕組みなんです。

本日1月24日に開かれた金融政策決定会合で0.25%→0.50%への追加利上げが決まりました。利上げは2024年7月の会合以来となります。

でも、「政策金利ってそもそも何?」「なぜ家計に関係があるの?」と思ったことはありませんか?

この記事では、政策金利の基本的な仕組みや、それが家計にどのように影響するのかを分かりやすく解説していきます。

マネープランナー伍代
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名前が難しそうだから敬遠しがちですが、意外と簡単です。

 


1. 政策金利って何?

政策金利とは、中央銀行(日本の場合は日本銀行)が金融政策の一環として設定する金利のことを指します。簡単に言うと、これは「銀行が中央銀行からお金を借りる際の金利」です。

例えば、日本銀行が設定する政策金利の一つに「無担保コール翌日物金利(オーバーナイト金利)」があります。難しい名前が出てきて読む気がなくなりますよね。でも別に名前は覚えなくていいです。
この金利が下がると、銀行間のお金の貸し借りが活発になり、世の中に出回るお金が増える仕組みです。逆に金利が上がると、資金の流れが抑えられるようになります。

中央銀行がこの金利をコントロールすることで、経済の動きを調整しているんですね。

マネープランナー伍代
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要するに、日本銀行が金利を上下することで、世の中に出回るお金の量をコントロールするというわけです。やるじゃん、日銀。


2. なぜ政策金利が変更されるの?

中央銀行が政策金利を調整する理由は主に以下の2つです:

  1. 物価の安定 物価が急に上がったり下がったりすると、私たちの生活が不安定になりますよね。例えば、物価が上がりすぎると、毎日の買い物がどんどん高くなり、生活が苦しくなります。逆に物価が下がりすぎると、企業の利益が減って経済全体が冷え込む可能性があります。
  2. 景気の調整 景気が過熱しすぎるとインフレ(物価上昇)が進み、反対に景気が悪化するとデフレ(物価下落)になります。政策金利を動かすことで、経済の過熱や冷え込みを抑えることができます。

例えば、コロナ禍の影響で経済が停滞したとき、多くの国が政策金利を引き下げました。これにより、企業や個人が借り入れしやすくなり、経済を支える効果がありました。

マネープランナー伍代
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コロナで冷え込むと思われた日本経済が、まさかの34年ぶり日経平均最高値更新となりました。


3. 政策金利が家計に与える影響

では、政策金利が変わると、私たちの家計にはどのような影響があるのでしょうか?

1. 住宅ローンや借入金利への影響

政策金利が下がると、銀行の貸出金利も下がる傾向があります。そのため、住宅ローンやカードローンなどの金利が低くなり、借り入れがしやすくなります。

例えば、変動金利型の住宅ローンを組んでいる場合、政策金利の変更によって毎月の返済額が変わることがあります。金利が下がれば返済額が減るので、家計にとっては助かりますね。

一方で、政策金利が上がると借入金利も上昇するため、ローンの負担が増える可能性があります。

2. 預金金利への影響

政策金利が上がると、預金金利も上昇することがあります。例えば、定期預金の利率が高くなれば、貯金をしているだけで得られる利息が増えます。逆に、政策金利が低いときは、預金金利も低くなるので、貯金から得られる利息はほとんど期待できません。

3. 物価の変動

政策金利が下がると、お金が世の中に出回りやすくなるため、消費が活発になりやすいです。その結果、物価が上昇する可能性があります。反対に、政策金利が上がると消費が抑えられ、物価が安定する傾向があります。

例えば、物価が上昇すると、食料品や生活必需品の価格が上がるため、家計の負担が増えます。一方、物価が下がりすぎると給料が減るリスクがあるため、収入面での不安が出てきます。

マネープランナー伍代
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基本的に連動して金利が動くイメージです。いい面もあれば、悪い面もあります。


4. 現在の日本の政策金利状況

2020年代に入ってから、日本は長い間「低金利政策」を維持しています。この政策は、デフレを脱却し、経済を活性化させる目的で行われています。

低金利政策の影響で、住宅ローンや自動車ローンなどの金利が非常に低く抑えられている一方で、貯金の利息がほとんどつかない状況が続いています。

これにより、借り入れをして大きな買い物をする人にとってはメリットがありますが、コツコツ貯金をしている人にとってはあまり恩恵がないとも言えます。


5. 政策金利を意識して家計を見直そう!

政策金利は、直接的には銀行や企業の話のように感じるかもしれませんが、実は私たちの家計にも密接に関係しています。

例えば、

  • 住宅ローンを検討しているなら、金利の動向に注目する。
  • 預金金利が低いときは、他の資産運用を検討してみる。
  • 物価の上昇が家計を圧迫する場合は、支出の見直しや節約を考える。

こうした小さな工夫が、将来の家計に大きな違いを生むことがあります。


まとめ

政策金利は難しい言葉に聞こえますが、家計にとって重要なテーマです。中央銀行の発表や経済ニュースに少しだけ耳を傾けてみることで、金利の変動やその影響を把握することができます。

これを機に、家計管理や将来の計画に政策金利の視点を取り入れてみてはいかがでしょうか?日々の生活が少し賢く、そして安心できるものになるはずです!

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

ここ最近は非常に低金利でしたが、今回の利上げで金利の正常化に向けて動いています。

この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!

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