【第29回】会社を辞めるにはどうすればいい?退職の手続きのすべて

転職・退職
マネープランナーの伍代と申します。一緒におかねのべんきょうしませんか?
初めて当サイトにいらしてくださった方は、まず、サイトのトップページにある「はじめに」を読んでいただけると幸いです。
また、筆者の来歴や保有資格は「筆者プロフィール」をご覧ください。皆さんに何か買わせたり、セミナーに勧誘する怪しい者ではありませんのでご安心を。

仕事辞めたいけど、どうしていいかわからない…

「今の仕事、もう限界…」「新しい環境で挑戦したい!」そんな風に会社を辞めることを考えたこと、ありますよね。でも実際に辞めるとなると、どう動けばいいのか分からず、不安になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、退職の流れや手続きについて、華麗に仕事を辞めた筆者が解説します。退職は決して悪いことではありません!スムーズに次のステップへ進むためのポイントをお伝えします。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

自分が10年後、20年後もその会社で働いている姿を想像できないのなら、転職・退職も選択肢の一つです。

退職を決意したら最初にするべきこと

退職を考え始めたら、以下のステップを踏んでいきましょう。

1. 辞める理由を明確にする

まず、「なぜ辞めたいのか」をはっきりさせましょう。例えば、

  • キャリアアップのため
  • 人間関係のストレス
  • 業務内容や労働条件の不満

理由を整理することで、自分にとってベストな選択肢を判断しやすくなります。また、面談時にも説得力のある説明ができます。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

上司によってはめちゃくちゃ引き留めてくるので、理由を明確にして意思をしっかり持ちましょう。

2. 次のステップを考える

退職後の計画を立てることも重要です。

  • 転職する場合は、求人情報をチェックしたり、転職エージェントを利用したりする。
  • しばらく休む場合は、生活費や健康保険の手続きを確認。

準備が整っていると、退職後の不安も軽減されます。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

ちなみに私は退職後はしばらくゆっくりしようと考えていたので、次の仕事は決めていませんでした。次が決まっていないと不安だという気持ちもわかりますが、いったん立ち止まるのも選択肢の一つです。

退職までの流れ

ここからは具体的な手続きの流れを説明します。

1. 上司への相談

退職を決意したら、まずは直属の上司に相談しましょう。

  • 直接会って話すのが基本です。
  • 「お時間をいただけますか?」と前もってアポイントを取る。
  • 話すタイミングは、業務が落ち着いているときがベスト。

相談の際には、感情的にならず冷静に理由を伝えることが大切です。また、「退職日は◯月◯日を希望しています」と、具体的なスケジュール感も共有しましょう。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

私は後輩が成長するまで、あと半年待ってくれと言われて、退職を伝えてから半年以上働きました…。

2. 退職願・退職届を提出

口頭での相談後、正式に退職願や退職届を提出します。

  • 退職願: 退職の意思をお願いする文書(撤回の余地あり)。
  • 退職届: 退職の意思を確定的に伝える文書。

会社の規則に従い、どちらを出すべきか確認してください。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

自分で調べて丁寧に退職届を書いていったのですが、会社の書式があったので自筆のものは結局使いませんでした。おそらく皆さんの会社にも書式があると思います。

3. 引き継ぎ作業を進める

退職が承認されたら、引き継ぎ業務を進めます。

  • 業務内容や手順をまとめた資料を作成。
  • 後任者やチームメンバーに業務を説明。

円滑な引き継ぎは、職場への感謝と誠意を示す大事なポイントです。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

引継ぎは漏れがないように。辞めるからといって「めちゃくちゃにしてやろう!」なんてことは考えないように。

4. 社内手続きの確認

退職に伴う社内手続きも確認しましょう。

  • 健康保険や厚生年金の手続き。
  • 有給休暇の消化。
  • 貸与品(社員証やPCなど)の返却。

会社によって必要な手続きが異なるため、総務や人事担当者に確認しておくと安心です。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

退職者の手続きは、聞けば教えてくれるはずです。退職を伝えてから、退職までの期間は気まずかったりしますが、とにかく残りの日数をミスのないように頑張りましょう。

退職の日は、定時前に「お世話になりました」とお菓子を配って、久々の定時帰宅をしました。コロナの時期だったので送別会という名の飲み会もなく、とても清々しい気持ちだったのを覚えています。帰りに地元のちょっといい洋食屋で贅沢にいろいろ食べました…。
ちなみに、有給は全部消化させてもらえませんでした…。

退職代行業者について

最近何かと耳にする退職代行業者。皆さんも、聞いたことあるのではないでしょうか?退職代行業者にお金を支払って丸投げすれば、もう二度と会社に行かずとも退職手続きが完了するというサービスです。

あくまで私見ですが、使うのはやめた方がいいと思っています。こんなものにお金使うのもったいないです。だって辞めますって言って書類何枚か書くだけのことに3万とか取られるの馬鹿らしくないですか?

それにどんな職場環境だったとしても、これまでお世話になった職場の人に対しても失礼です。全部知らない人に丸投げして自分はダンマリでバックレるなんてのは人としてダメです。

退職代行業者を使っていいのは、自分で退職の意思を言えないレベルのブラック企業上司がクソパワハラ野郎で礼儀なんて必要ない場合などのやむを得ない場合のみです。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

ただ「気まずいから…」というだけの理由で使うには、料金が高すぎます。

退職後にやるべきこと

退職した後も、いくつかやるべき手続きがあります。

1. 健康保険の切り替え

会社を辞めると健康保険も切り替わります。

  • 任意継続保険: 退職前の保険を継続できる制度。
  • 国民健康保険: 住民票のある市区町村で手続き。

どちらが良いかは、保険料や生活状況を考慮して選びましょう。

2. 年金の手続き

厚生年金から国民年金に切り替える必要があります。市区町村役場で手続きを行ってください。

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

この辺りも、退職時に人事担当者から説明があるかと思いますので、必要な書類を持って役所で手続きをしましょう。

3. 雇用保険(失業手当)の申請

転職活動をすぐに始めない場合は、失業手当の申請が可能です。

  • ハローワークで手続き。
  • 申請には離職票が必要です(会社から発行されます)。
マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

まだ仕事が決まっていないのなら、ハローワークに行かない理由がないです。失業手当を貰いながら、次の仕事を探したり、起業の準備をしましょう。

4. 転職先への準備

新しい職場に入る前に必要な書類を準備しましょう。

  • 前職の源泉徴収票。
  • 健康診断結果(必要な場合)。
マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

次の仕事が決まっている場合は、退職前に必要書類を確認の上、きちんと前の会社から書類を貰っておきましょう。

筆者の話

何度かお話していますが、筆者は8年間金融機関に勤め、上司との面談時に昇進の話があったタイミングで「今後責任のある立場でこの会社に居続けることができるのか?」と頭によぎり、また、元々不満が多くあったため、気付いたら「辞めます」と衝動的に口にしていました。その後、後輩に半年かけて引継ぎを行い、とうとう自由の身となったのです。

こんな大胆なことを出来たのも、きちんと貯金をしていたからです。仕事を辞めても、ある程度の期間は働かずに生活ができる余裕があったからこそ、退職に踏み切ることができました。何もない状態で退職するのは、さすがに危険です。ある程度、見通しは立てるようにしましょう。

何度も言いますが、働くために生きているのではなく、生きるために働いているにすぎません。無理をして体や心を壊してしまうくらいなら、退職・転職をおすすめします。ブラックな職場に身を置くと、「その仕事が人生の全て」という錯覚に陥ってしまいます。一度立ち止まって、自分の人生を俯瞰で見てみてください。
私は、仕事を辞めて後悔したことは一度もありません!これは胸を張って言えます。

まとめ

退職は、新しいステージへ進むための大切な決断です。手続きや引き継ぎをしっかり行うことで、気持ちよく次の一歩を踏み出せます。

この記事を参考に、自分にとってベストな選択肢を見つけてください。辞める勇気を持つことは、人生をより良くするための一歩です。頑張ってください!

この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!

マネープランナー伍代
マネープランナー伍代

次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!

タイトルとURLをコピーしました