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給料を貰う時に税金が引かれてやがるけど、所得税って人によって違うの？
今日は身近だけど、意外とよくわからない「所得税」についてお話ししていきます。特に、日本の所得税は稼いだ金額によって税率が変わる仕組みがあるので、これを知っておくと生活やお金の計画にも役立ちますよ。
所得税って何？
まず、そもそも所得税とは何かという基本から！
簡単に言うと、あなたが働いたり投資をしたりして得た収入に対して課される税金です。
例えば、お給料やアルバイト代、事業収入、不動産収入、投資の利益など、いろんな収入源がありますよね。これらの収入を「所得」と呼び、そこに税金がかかるわけです。
でも、「どれくらいの税金を払えばいいの？」って気になりますよね。それが、所得税の肝となる「課税所得」と「税率」に関わってきます。
なんで頑張って稼いだ収入から税金取られなきゃならんのだ…。
稼いだ金額によって変わる仕組み
日本の所得税は、累進課税という仕組みを採用しています。これは、簡単に言うと「稼げば稼ぐほど高い税率が適用される」というものです。
- 年収が少ない人には低い税率
- 年収が多い人には高い税率
ってことです。
これには、収入が多い人がより多くの税金を負担することで、社会全体のバランスを取ろうとする目的があります。
１億稼いでる人と、１００万円稼いでる人が、税金として同じ金額を納めるとなるとなんか不公平感ありますよね。
累進課税の具体例
実際に、どんな税率になるのかを見てみましょう。
| 課税所得（円） | 税率 |
|---|---|
| 1,000円超〜1,950,000円 | 5% |
| 1,950,000円超〜3,300,000円 | 10% |
| 3,300,000円超〜6,950,000円 | 20% |
| 6,950,000円超〜9,000,000円 | 23% |
| 9,000,000円超〜18,000,000円 | 33% |
| 18,000,000円超～40,000,000円 | 40% |
| 40,000,000円以上 | 45% |
たとえば、課税所得が3,000,000円の場合、最初の1,949,000円に5%、残りの1,050,000円に10%税率が適用されます。こうして計算される税額を合計したものが、あなたの支払うべき所得税です。
課税所得を少しでも減らすために、みんな必死に節税をするわけです。
課税所得の計算方法
ところで、「課税所得」って何？と思った方もいるかもしれません。課税所得とは、収入から一定の控除を差し引いた金額のことを指します。文字の通り、税金が課される分の所得です。
控除とは？
控除にはいくつか種類があり、たとえば以下のようなものがあります：
- 基礎控除：すべての人が受けられる控除で、2020年から48万円。
- 扶養控除：扶養家族がいる場合に受けられる控除。
- 医療費控除：一定額以上の医療費を支払った場合に適用。
- 社会保険料控除：健康保険や年金などの支払額。
たとえば年収が5,000,000円で、各種控除合計が1,000,000円の場合、課税所得は4,000,000円になります。
控除額が大きくなれば、課税所得が小さくなり、支払う税金が少なくなるってワケ
所得税を抑えるコツ
税金が高いと感じる人も多いかもしれませんが、合法的に税負担を軽減する方法もあります！
1. 控除を活用する
先ほど紹介した控除を最大限活用しましょう。たとえば、医療費がかさんだ年は忘れずに医療費控除を申請しましょう。
2. ふるさと納税
ふるさと納税を利用すると、寄付金の一部が所得税や住民税から控除されます。さらに特産品がもらえるというお得な制度です。
3. iDeCo（個人型確定拠出年金）
iDeCoに加入すると、掛金が全額所得控除の対象になります。将来の年金を準備しながら、節税効果も得られる一石二鳥の制度です。
iDeCoについては【第４０回】で解説していますが、個人的にはあまり推してません。
まとめ
今回は所得税についてざっくりと解説しました。稼いだ金額によって税率が変わる「累進課税」の仕組みや、課税所得を計算する際の控除、さらに税負担を軽減する方法まで、幅広くお話ししました。
税金は確かに負担に感じることもありますが、仕組みを理解して賢く対策を取ることで、無理なくやりくりすることができます。
これを機に、自分の所得税についてもう少し詳しくチェックしてみてはいかがでしょうか？自分のお金に向き合う第一歩になるはずです！
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう！
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね！
