マネープランナーの伍代と申します。一緒におかねのべんきょうしませんか?
初めて当サイトにいらしてくださった方は、まず、サイトのトップページにある「はじめに」を読んでいただけると幸いです。

皆さん、お仕事お疲れ様です。突然ですが、退職しませんか?
いきなり何言ってるんだ!と思うかもしれませんが、私の体験談を交えて、なぜ仕事をしているのか?を改めて考えていただきたいのです。
なぜ働くのか?
皆さんはなぜ仕事をしているのですか?楽しいから?お金が必要だから?理由は様々あると思います。当ブログの「はじめに」にも記載していますが、お金は、心を豊かにするための道具であって、お金を増やすこと自体が目的ではありません。お金があると色々と安心だし、好きなものを買ったり好きな場所にいけるよね、ということです。生活を豊かにする道具であるお金のために、厳しい節約をしたり、身体を壊すまで働いたら本末転倒ですよね。
仕事が好きで楽しいからやっている、という人も中にはいらっしゃるでしょう。それは素晴らしいことです。しかし、仕事が憂鬱だったり、肉体的にも精神的にもキツイと感じている人も多いことでしょう。日本人は真面目で勤勉だとよく言われ、中には身体を壊すまで働く人もいます。過労死(Karoshi)という言葉が海外でも通じるという不名誉な事象も起こっています。そんなことになる前に、今一度考えてみてほしいのです。「自分はなぜ働いているんだろう?」と。
生きるために働くのか?働くために生きているのか?
生きるために働くのか?働くために生きているのか?
当然、働くために生きているわけじゃないですよね。しかし、頭ではわかっていても、そういう状態になってしまっている人もいるんじゃないでしょうか?
少し、私の話をさせてください。私は、大学卒業後、金融機関に8年間勤めていました。私は、幼稚園から大学までずっと公立に通い、就職活動も公務員と金融しか受けない安定重視人間でした。国家公務員と金融機関から内定を貰ったのですが、給与の高さに目がくらみ、なんと金融機関に入行してしまったのです!これが地獄の生活の始まりでした。残業に次ぐ残業、資格がないと昇進できないため、休日はひたすら資格取得のための勉強。残業後に毎日のように行われる飲み会も、お酒の飲めない私には苦痛でした。

お酒を強要してくる時代錯誤のパワハラ気質がまだ残っている会社でした…キツかった…。お酒好きな人はいいかも。
なんで働いているのか?なんて考える暇はなく、そして激務に何の疑問も持たずに、毎日ただ業務をこなすだけの日々が7年続きましたが、ある時、部下の手柄を横取りして、上司には媚びる、という絵に描いたような嫌な上司が栄転(昇進して異動)した時に、「あ、この会社ヤバいな」と急に冷静になりました。その半年後、昇進の話をされた際に「この会社に骨を埋めることができるか?」と自問したところすぐに「無理!」という返答が自分からあったので、その日のうちに退職の意思を伝えました。
これまで安定択しか取ってこなかった自分が、次の仕事も決まっていないのに仕事を辞めても大丈夫なのか?と不安にもなりましたが、幸い、私は数年は生活できる程度の貯金をしていたため、転職活動はせず、少しゆっくりしようと考えました。しばらくのニート生活を経て、個人で事業を開始して数年が経ちますが、仕事を辞めたことを後悔したことは一度もありません!これは胸を張って言えます。
激務の中にいると、その世界が全てになってしまい、周りが見えなくなります。周囲の人から「辞めたら?」「転職したら?」と言われても全く耳に入りません。私も同じ状態でした。しかし、仕事を辞めて冷静になって当時のことを思い返すと「なんであんな会社で時間を無駄にしてしまったんだろう?」と思えるようになりました。
現状、仕事が辛いのであれば、退職も選択肢の一つです。まったく貯金が無い状態では厳しいかもしれませんが、退職・転職を目標にしてお金を貯めていきましょう。

私にはその会社が合わなかっただけで、金融機関すべてが悪いというわけではありませんよ!もちろんいい上司や同僚もいました。それに、お金の知識や堅めのビジネスマナーを学べたことは、個人で事業をするにあたって非常にプラスになりました。(精一杯のフォロー)
転職や開業って大変なんじゃない?

個人で事業をするって大変じゃない?すごいね
会社勤めの友人に会うと、ほぼ確実にこう言われます。しかし、私は毎回本心からこう思うのです。

いや、毎朝早く起きて、決まった時間に電車で通勤して、上手く人間関係をこなして…会社に勤めてる君の方がめちゃくちゃ凄い!俺はもうそんなことはできない!
私も会社員の頃は、「会社に勤めずに自分でお金を稼ぐのって大変そうだなぁ、すごいなぁ。」と漠然と思っていました。
しかし、会社員から個人事業主になった私の感想は、「安定やお金の不安はあるかもしれないけど、それでも個人事業主なら事業のことやスケジュールは全部自分で決められるし、変な上司に気を使う必要もノルマもないし精神的に断然楽!」です。以前のように満員電車に揺られて、上司の理不尽な無茶振りに対応するのは、はっきり言ってもう無理です!
会社に勤めている人の中には、個人で事業をすることは、とてもハードルが高いと思い込んでいる方が多いと感じます。やってみたら、意外と大したことはありません。とは言え、先立つものは必要なので、貯金しておくに越したことはありません。事業に投じられる資産が大きいほど、様々なことを試すことができるからです。チャンスが多い方が事業が軌道に乗る可能性が高くなります。
もちろん、個人事業主の方を軽んじているわけではありません。個人で事業をするというのは、会社員に比べて大きなリスクです。リスクを取って戦っている個人事業主の方々は尊敬に値します。あくまで、私個人は会社勤めよりも個人事業の方が向いていたというお話です。

この辺りは向き不向きがあるかもしれません。人と関わりながら仕事をしたい、安定第一という方は会社勤めの方が向いてます。
「事業が上手くいくかな?」と心配な方は、会社勤めの傍ら、副業としてビジネスを始めてみるのも一つの手です。忙しいとは思いますが、副業は収入の助けにもなりますし、もしも、副業が軌道に乗り、本業とさして変わらない収入を上げたら会社を辞めるという選択もできます。選択肢を広げることで様々な状況に対応できるようになります。
副業については、後日記事を投稿したいと思います。
まとめ
世の中には様々な仕事や生き方があります。今、自分が働いている会社だけが全てではありません。視野が狭くなり、「今の仕事が全てだ!」と思ってしまっている方も、今一度、ご自身の仕事を見つめ直してみてはいかがでしょうか。特に仕事がキツくて限界だと感じている人は、思いつめてしまう前に退職も一つの選択肢だと頭の片隅に置いておいてください。
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!