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最近ニュースでよく耳にする「円安」や「円高」。この言葉、なんとなく意味はわかるけど、詳しく説明しろと言われると難しい…、どっちがどっちかわからなくなる…なんてことありませんか?
この記事では、円安・円高の基本的な仕組みから、円安が続くと日本にどんな影響があるのかを、わかりやすく解説します!
そもそも「円安」と「円高」って何?
円安:日本円の価値が他の通貨(例えばドル)に対して「安くなる」こと。
円高:その逆で、日本円の価値が「高くなる」こと。
たとえば、1ドル=100円から1ドル=150円になった場合、円が安くなっている(円の価値が弱くなっている)ので「円安」。反対に1ドル=80円になれば「円高」と言います。

1ドルで買えるハンバーガーがあったとして、円安の時は150円出さないと買えないのに対し、円高の時は80円で買える、ということですね。
どうして円安や円高になるの?
これはざっくり言うと「為替相場」という市場で、日本円とドルなどの通貨が売買されて決まります。以下のポイントが円安・円高のカギです
1. 需要と供給
円を欲しがる人が多いと円高になり、逆に円を売りたい人が多いと円安になります。
2. 金利の違い
日本の金利が低くて、アメリカの金利が高いと「ドルを持っていた方がお得!」と考える人が増えて円安に。逆の場合は円高になります。
3. 経済の元気度
日本経済がイケイケだと円が買われて円高に。逆に「ちょっとヤバくない?」となると円安になりやすいです。

内容が「通貨」だから難しく感じますが、欲しい人が多いと値段が上がり、欲しい人が少ないと値段が下がるという経済の基本に基づいています。キャベツとかと同じです。
円安のメリットとデメリット
「円安になったら日本にとって良いことばっかり?」と思うかもしれませんが、実は一長一短。ここではわかりやすく整理してみます。
円安のメリット
- 輸出企業が儲かる トヨタとかソニーみたいな輸出メインの企業にとっては、円安はラッキー。海外で製品を売るとき、円に換算したときの売り上げが増えるからです。
- 観光客が増える 外国人観光客にとって、日本での買い物や旅行が「めっちゃ安い!」と感じられるため、観光収入が増えます。
- 海外資産の評価額がアップ 海外に投資している人や企業にとっては、その資産の価値が円換算で上がります。
円安のデメリット
- 輸入品の値段が上がる 円の価値が下がると、輸入品(例えば原油や小麦)の価格が高くなります。これが私たちの日常生活にどう影響するかと言うと…ガソリン代や食料品の値段が上がるんです。
- 生活費が増える 輸入コストが上がると、企業は商品価格を引き上げます。つまり、円安が進むと物価上昇=インフレが加速し、生活が厳しくなります。
- 旅行好きには痛手 海外旅行をするとき、日本円が弱いと現地での支出が増えるので、ちょっとつらいです。

この記事を書いている2025年1月現在のドル円相場は1ドル約158円で超円安と言われています。皆さんご存じの通りガソリン代や旅行費がガンガン上がっています。
円安が続くと日本はどうなる?
ここ数年、円安が進行している背景には、日本の金利が長期間低く抑えられていることがあります。これが日本全体にどんな影響を与えるのか、もう少し掘り下げてみましょう。
1. 物価上昇が止まらない?
日本は資源をほぼ輸入に頼っています。例えば、円安で原油価格が高騰すると、ガソリン代だけじゃなく、物流コストや製品の価格も上がります。その結果、生活費全体が増えてしまいます。
2. 輸出産業は潤うけど…
円安で一部の輸出企業は利益を上げやすくなりますが、日本経済全体が輸出頼みというわけではありません。むしろ、国内消費が落ち込むと、経済の成長が鈍化するリスクもあります。
3. 所得格差が広がる?
海外に資産を持っている人や輸出企業に勤める人は円安の恩恵を受けますが、輸入品に依存している業界や一般家庭では負担が増します。この「恩恵を受ける層」と「負担を受ける層」の差が広がる可能性があります。
円安・円高のバランスが大切!
円安が悪いわけでも、円高が最高というわけでもありません。重要なのはバランスです。日本が経済政策や為替政策でこのバランスをどう保つかが、今後の私たちの生活に大きく影響します。
例えば:
- 円安を活用して輸出産業を強化する
- 国内での生産やエネルギー自給率を高めて輸入への依存を減らす
こんな施策が考えられます。
まとめ:今後どう付き合う?
円安や円高は、私たちの日常生活や経済に少なからず影響を与えます。特に円安が続くと、生活コストが増えて負担が大きくなるため、家計管理をしっかりすることが大切です。
そして、ニュースで「為替」や「円安」といったキーワードを耳にしたときは、少しでも興味を持ってチェックしてみましょう。「円安の影響でこういうことが起きてるんだ!」と、視野が広がるかもしれませんよ!
これからの日本経済、そしてあなたの生活がどう変わるかを見守りながら、自分なりの対策を考えていきましょう!
この記事が、皆さんの新たな可能性の気付きの一助となれば幸いです。
今回の記事は以上です。知識という武器を身に着けて、今後も資産を増やしていきましょう!
次回も私と一緒にお金の勉強をしましょうね!